反響

「癒しと憩いのライブラリー」の喜び

2015/06/29 0:18 に 癒しと憩いライブラリー が投稿   [ 2015/06/29 0:57 に更新しました ]



伊東に住むようになって、私がいちばん好きになった場所は、サザンクロス・リゾートです。
小室山の山麓にあって、緑の木々に縁どられた坂を登って行くと、ふと聖地に向かうような豊かな気持になります。



正面玄関前の広場に立って四方をごらんください。正面には富士山です。左手には、何億年前か存じませんが、火山のあとが丸まったままの大室山です。古代の風景のなかにいるような幸福感につつまれます。右手はというと、私の大好きなゴルフ場で、コースをたどっていくと、美しい海と大島の景観に出会います。




白亜の建物の中では、温泉をたのしみ、プールをたのしんでいました。そんなある日、夢のようなできごとが起りました。一階の通路に過ぎなかった場所に、こつ然と図書館が出来たのです。


壁一面に美しい漆黒の本箱。ぎっしり詰まった書物。そこには「癒しと憩いのライブラリー」と書かれてありました。

こんなすばらしいアイデアはどこから到来したのでしょうか。私はたちまちこの宝石のような場所の虜になってしまいました。
まだ読んでなかった貴重な本や、心からたのしくなる本に私は何冊出会ったかしれません。

しかしそのことより、まだまだ驚くことがこのライブラリーにはあったのです。
借りた本の最終ページを見ると、本をデザインしたシールの上に、例を一つあげると、たとえば「上野圭一さんの書斎より」と、その本を寄贈した方の名前が書かれてあるのです。



すてきな本を読み終わって、その方のお名前を見ていると、ずっとむかしからの友人にであった気持になります。

おなじ本を愛した者同士の喜びが、サザンクロス・リゾートの空にひろがっていくのです。
ありがとう。「癒しと憩いのライブラリー」。

伊東市吉田 小池晃一 62歳

いのちうごめくライブラリー

2015/06/29 0:14 に 癒しと憩いライブラリー が投稿   [ 2015/06/29 0:59 に更新しました ]




新緑が一気に目覚めはじめた春の午後、「癒しと憩いのライブラリー」を尋ねることにしました。
ライブラリーのある伊東まで、東京から日帰りでもじゅうぶんな距離。
読書と温泉を楽しみ、ちょっとしたリトリート気分を味わうつもりで、各駅停車に乗り込みました。



天城の山々と相模湾、そして富士山を望むサザンクロスリゾート。
絶好のロケーションを誇るその広大な敷地に足を踏み入れると、東京の喧騒が嘘のよう。
ホテルの入口を入り、産道を思わせる廊下を抜けると、開けた空間にライブラリーが広がっています。

全国の読書家から厚意で寄贈され、壁一面にびっしりと並んだ2万冊以上の蔵書も見事なものですが、
なかでも古今東西の「癒し」に関する本は圧巻の棚揃え。
さらに驚くべきことに、書架の本はすべて「文脈」というユニークな方法で分類されているのです。

たとえば、「癒し」の分類の一番初めには「ことば」があり、次に「からだ」があり、
続いて「生命とは」「健康とは」「病気とは」「治るとは」といった本質的な問いが投げられ、
ありとあらゆる種類の癒しの技に関する本が並び、最後は「死」についての本で締めくくられている
という具合に。

「文脈」に沿って有機的な配列の中に収められたそれらの本を追い、ライブラリーをぐるっと
ひと回りすると、まるでひとつの壮大な物語を読んでいるような気になってきます。

補完代替療法や統合医療の研究・実践家、癒しの力に関心のある方、ホリスティックな世界観に
共感する方にはたまらない棚揃えですが、そうでない方もご安心を。
「憩い」のコーナーには文芸書、美術書、実用書、伊東の歴史や文化に関する本なども充実していて、
どんな嗜好の方でも気軽に利用できそうです。

それもそのはず、このライブラリーのコンセプトは「ブックシェア」。本を愛する方なら誰にでも
開かれたスペースなのだそうです。

「癒し」と「憩い」をテーマにしたフェスティバルやアーティストの展示など、遠方から人が集う
イベントも開催されるこのライブラリー。
単なる図書館の枠に留まることなく、多様な人を巻き込みながら地域振興の拠点になっていく可能性を
感じました。

日帰りでもじゅうぶん楽しむことができましたが、ホテルに宿泊して心ゆくまで自然や温泉を堪能し、
心身を休めるのも良さそうです。
次はいつ来ようか、早くもスケジュール帳と相談しています。


村松洋子(代替医療研究家/日本ホリスティック医学協会 運営委員)

私と癒しと憩のいのライブラリー

2015/06/18 0:44 に 癒しと憩いライブラリー が投稿   [ 2015/06/18 0:56 に更新しました ]



 

 私は、昨年の4月にそれまで暮らしていた神奈川での仕事や生活を整理して、伊豆高原に引っ越しをしてきました。友人から癒しのライブラリーの噂は耳に入っていたのですが、中々行く機会に恵まれず、8月に初めて行きました。

活字中毒とは言えないまでも、本が大好きです。旅行へ行っても知らない土地の書店・図書館を巡るのも楽しみの一つです。伊豆高原に来てみて、覚悟はしていたけれど、やっぱり大きい書店はない? ない!

最後の望みで、癒しと憩いのライブラリーに行きました。ホテルに入った時から、これは大丈夫かもという期待で胸が膨らみました。最近の新しいホテルとは違い、しっかりとした木を使った造り、重厚かつシンプル、館内を漂う空気に安心できました。そしていざ、廊下を抜けてライブラリーへ。本の多さに驚き、雑誌から小説からそして様々なジャンルの本がずらっと。帰る時には嬉しくてやっと伊豆で暮らせそうと思いました。



 

色々な方々から寄贈の本、新刊、古い本、色々です。名前だけ知っている方からの寄贈の本、色々と書き込まれた本、一所懸命に勉強していたのだなと思わず、ほくそえんで書き込みまで読んでしまう。その本への想い、読んだ方の想いが入っている。新しい本もよいけれど、これもまたありで、楽しい、嬉しい、得した気分になる。ページを折ってある箇所、何処を読み返したのだろう、と想像して私も読み返す。中古で本を購入する際、読んだ方の気持ちが入っていないものを敢えて選んでいたけれど、ここに来て今までの私の固まった考えに気が付かされました。新刊にこだわる種類の本もあります。でも、このライブラリーに置いてある本には、読んだ方とお会いできなくても、その方の想いは伝わる何かがあると思いました。作者の想い、そしてそれを読んだ方の想いの両方が・・・。寄贈してくださった方のお名前がわかるから、余計に思うのかもしれません。

 

こちらで新しい職を手にして専門書ばかりを読み漁りあたふたしていたけれど、ライブラリーに行けば、読みたい本がある、安心して読める場所がある、これを楽しみに頑張ってきました。少しずつ新しい仕事にも慣れ、自分の時間が出来てきた今、しばらくご無沙汰していたライブラリー通いをまた始めようとしています。もう少し落ち着いたら、ライブラリーで本の好きな方々と話したり、手続きをしたり、お手伝いをしたいと思っています。本当はあの空間で自分の好きな本を片っ端から読みたいというのが私の本音だけれど。

 

伊豆に住んでいる方々だけではなく、遠い処から来た方も観光とともに、緑に囲まれて本を読むという贅沢な時間をここで味わえば、リフレッシュできるのではないでしょうか・・・。

 

多くの方々に癒しと憩のライブラリーへと続く廊下へ、現実から離れ自分だけの為の時を過ごすための道へ、足を踏み入れてほしいと願っています。

 

 

 伊東市在住 東 由美

タイトル「ナラティブな図書館」

2015/01/13 6:22 に 癒しと憩いライブラリー が投稿



   物語りのあるライブラリー

 私にとっては実に理想的なライブラリーです。


 その理由は本の分類と並べ方にあります。書店で本を探したとき、実は目的の本があるにも拘わらず見つけられないという経験をしたことがある人は多いと思います。ところがこのライブラリーではいわゆる書店や一般図書館にありがちな、分類記号に則ったような分類がされているわけではありません。つまりここはまったく違った目線から本が並べられているのです。その目線は本の内容と書き手の意志を反映した目線です。


 たとえば、ライブラリーに入ってすぐ最初には癒しのコーナーがあって、その小分類として「ことばが人と世界をつくる」、次に「ことたま(言霊)のひみつ」さらに、からだ、心、生命、健康、気などと続いていき、自然のコーナーにつながっています。そして自然のコーナーでも宇宙、地球、生きもの・・・と続き、憩いのコーナーへとつながります。

 ライブラリー全体がナラティブ(物語り)空間なのです。それ故読みたい本を探すときに書名からではなく、内容から探し出すことが可能になっています。このナラティブ空間は館内に訪れた人のナラティブを紡ぎ出し、想像力を増幅させる装置のようです。



 私はこの近くに引っ越して「癒しと憩いのライブラリー」で読書三昧にふけり、疲れたときは海を眺めるという生活ができないものかと夢を抱いています。

野村敏晴、東京、出版社経営

タイトル「こんな図書館があったとは、、、」

2014/12/21 3:50 に 癒しと憩いライブラリー が投稿


ほどよい紅葉に染めらた小高い山を登ってゆく。綺麗に焼けた空の下に街が点在している。とても静かな場所にやってきた。ここは、サザンクロスリゾートにある一風変わった図書館。

《癒しと憩いのライブラリー》

プールに通じるトンネルを抜けると、四方の壁に一面に敷き詰められた本。それをよく観察してみると【索引】方法がおもしろい。
本は、五十音順でも作者別でもなく

『癒しのヒント』


『医療をみなおす』

『気とは』

『生命とは』

『死とは』

『カウンターカルチャー』など。。

索引の題名から考えさせられるものばかりで。

『持続可能な世へ』

『先人の知恵に学ぶ』

『草木土みなほとけ』

とうてい1日や2日では知りえないテーマがズラリと並ぶ。ひとつひとつの本を手にとってその世界や、その付近に置いてある本との相関を知ろうとすればするほど、それが途方もない時間が必要であることに気づかされる。
私は棚から本を取り出すことをやめて、整然と並べられた本の題名だけを端から見ていくことにした。


【ことばが人と世界をつくる】


という索引題名から始まる。言霊や古代の言葉にも触れながら、やがて本棚の題名が進行方法→に向かって徐々に人の【こころとカラダ、知性】などに移っていく。聞いたこともない治療法や治療薬から、インドやチベットの技や、ホメオパシーなど。もちろん、日本の伝統医療についても、しっかりと本が揃えてある。
ここの図書館の本棚に並べられた本たちの題名を見る行為だけで、それがひとつの体系を持った大きな本を読んでいるようだ。ここの図書館において、今の自分がどこあたりに興味を抱いているのか、また、その先やその周りにはどんな世界が広がっているかを教えてくれるようだった。
ほどなくして、私は再び同じ問題にたどり着くのだ。『自分の好奇心を満足させるための、すべての本を読むためにはどれだけの時間をここで過ごせばよいのだろう。』
そこで、図書館の"1日館長"のチラシを目にする。 きっと館長になれば、自分の知的好奇心を満たすことができるのではないか。静岡県民だったらなぁ。
ここの図書館の本はすべて"寄付"によって集められたらしい。大切な本の置き場所にも個人宅では限界がある。でも、安く売りたたかれるのではなく寄贈することによって再び手にして読むことができる。私たちが寄贈した本は、どこの本棚に分類されるのだろう。。  

丹波市 井上直人 (丹波市復興支援プロジェクト代表)

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